人形の館「マリアの心臓」入館レポートA
館内は薄暗く、人形たちを照らす明かりが点々とついている。
まず入り口にガラスケースの中で眠る和服姿のお人形。
小さく華奢で、まるで妖精が眠っているのを偶然見かけて
しまったような静かな驚き。
起こさないように息を殺して見入ってしまう感じ。
その一室には、本でしか見たことがなかった「四谷シモン」さんの
等身大の外国の少女人形が標本のように置かれていた。
わりと華奢な人形が多い中、シモン人形はしっかりとした
体型とサラリとした肌質で、あえて血の気のような味付けは
排除しているようだった。
サラリとして清潔感すら漂うのに、上半身はビスチェ、下半身はあらわで、
小さな足に靴とソックスだけ履いている・・・それをガラス越しに見ている・・・
この究極の抑えめバランスというか「制作の舵取り」こそが玩具としての
お人形に留まらない芸術の分野でも語られる理由なのかな、と思った。
「人形界のアウトローですね」みたいなコメントが張り紙された「三浦悦子」さんの人形たち。
独自のダークな美的感覚を体験させてもらった。
胴体が異様に長く、青白い肌に包帯が巻かれ口の端を縫われた人形が印象的だった。
気になったのでホームページを見てみたら、この館に展示しているのはまだまだ
ライトな方だった。
「木村龍」さんは、どれもオブジェとしてもすごくかっこ良かった。
男性的な造形技術にクールビューティーな人形がマッチしている。
目の作りも美しく、顔ばかり見てしまう。何回見ても美しい。
球体関節人形をぜんぜん知らない高校生ぐらいの時でも名前を知っていた
「恋月姫」さんの人形も初めて見れた。
西洋の顔立ちが可愛くて美しく、透き通る肌に桃色の血色でキラキラ輝いて見えた。
頬の膨らみやぽってりとした唇、吸い込まれるような瞳には憧れや女子力がフツフツと湧いてくる。
等身大くらいの天草四郎の人形も見応えがあった。
まず入り口にガラスケースの中で眠る和服姿のお人形。
小さく華奢で、まるで妖精が眠っているのを偶然見かけて
しまったような静かな驚き。
起こさないように息を殺して見入ってしまう感じ。
その一室には、本でしか見たことがなかった「四谷シモン」さんの
等身大の外国の少女人形が標本のように置かれていた。
わりと華奢な人形が多い中、シモン人形はしっかりとした
体型とサラリとした肌質で、あえて血の気のような味付けは
排除しているようだった。
サラリとして清潔感すら漂うのに、上半身はビスチェ、下半身はあらわで、
小さな足に靴とソックスだけ履いている・・・それをガラス越しに見ている・・・
この究極の抑えめバランスというか「制作の舵取り」こそが玩具としての
お人形に留まらない芸術の分野でも語られる理由なのかな、と思った。
「人形界のアウトローですね」みたいなコメントが張り紙された「三浦悦子」さんの人形たち。
独自のダークな美的感覚を体験させてもらった。
胴体が異様に長く、青白い肌に包帯が巻かれ口の端を縫われた人形が印象的だった。
気になったのでホームページを見てみたら、この館に展示しているのはまだまだ
ライトな方だった。
「木村龍」さんは、どれもオブジェとしてもすごくかっこ良かった。
男性的な造形技術にクールビューティーな人形がマッチしている。
目の作りも美しく、顔ばかり見てしまう。何回見ても美しい。
球体関節人形をぜんぜん知らない高校生ぐらいの時でも名前を知っていた
「恋月姫」さんの人形も初めて見れた。
西洋の顔立ちが可愛くて美しく、透き通る肌に桃色の血色でキラキラ輝いて見えた。
頬の膨らみやぽってりとした唇、吸い込まれるような瞳には憧れや女子力がフツフツと湧いてくる。
等身大くらいの天草四郎の人形も見応えがあった。
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